岡田克也外相は12日の記者会見で、外務省の有識者委員会が日米密約の存在を認めたことに関し、「有識者は推論や学者の見識も持って、密約を結論付けた。マル、バツ、三角のレッテルを張り、評価するのは簡単なことではない」と述べ、密約の有無について政府の公式見解を出さない考えを示した。
有識者委は調査した四つの「密約」のうち、日米安保改定時の核持ち込みなど三つが「広義の密約」「狭義の密約」にあたると認定。有事での沖縄への核再配備は密約に当たらないと判断した。
岡田氏は「事実関係をしっかり説明することが重要。(密約に当たるかどうかの)ネーミングは二義的なことだ」とも語った。【野口武則】
【関連ニュース】
岡田外相:沖縄密約報道の西山氏に「お気の毒だと思う」 日米密約:政府見解修正 外交文書公開ルール検討へ…外相 日米密約:外務省委が報告書 核持ち込みは「暗黙の合意」 岡田外相:米国務副長官と会談 イラン核での連携で一致 外交文書:公開ルールを外部有識者で検討へ…岡田外相 ・
横転4か月、フェリー海中に崩落…三重沖(読売新聞)・
乗用車同士が正面衝突、4人が心肺停止(読売新聞)・
【アニマル写真館】「シタツンガの赤ちゃん」 神戸市立王子動物園(産経新聞)・
「いずれ内閣改造ある」=民主・山岡氏(時事通信)・
温室ガス主要排出国、5月に閣僚級会合(読売新聞)