懲戒免職処分を受けた後、裁判所が効力停止を決定した鹿児島県阿久根市の職員男性(45)に給与が支払われていない問題で、鹿児島地検は1日、職員の代理人弁護士から出されていた竹原信一市長と市に対する労働基準法(賃金の支払い)違反容疑での告発状を受理した。
取材に対し、竹原市長は「(コメントは)何もありません」と話した。
職員は昨年7月、市長の意向で市役所内に掲示された職員給与総額を記載した張り紙をはがしたとして、懲戒免職処分を受けた。職員の申し立てを受け、鹿児島地裁は同10月に処分の効力停止を決定。給与支払いをめぐっては、地裁が3月、未払い分の支払いを命じたが、市側は応じず、代理人弁護士が強制執行の手続きを取っている。
江藤靖典鹿児島地検次席検事の話 今後捜査を行い、適正に処理する。
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