自民党の与謝野馨元財務相が月刊誌で谷垣禎一総裁ら執行部の刷新を唱えたことの余波が9日も続いた。党の結束を乱したとして与謝野氏への批判が広がる一方、党三役の交代を求める意見も出た。
谷川秀善参院幹事長は記者会見で「総裁の任期は3年だ。5カ月しかたってないのに何を言うてんだ。反省してもらいたい」と批判した。
伊吹文明元幹事長も党本部での会合で、昨年7月の東京都議選惨敗後、当時麻生内閣の閣僚だった与謝野氏が石破茂政調会長とともに麻生太郎首相に自発的辞任を直接迫ったことに触れ、「もう彼も2度目だ」と不快感を表明。同席していた与謝野氏に近い園田博之幹事長代理が「単なる内紛ととらえるべきではない」と反発する場面もあった。
一方で、伊吹氏は「後ろから鉄砲を撃つのはけしからんと言う前に、執行部はなぜ撃たれるのか謙虚に反省すべきだ」と執行部にも苦言を呈した。河野太郎国際局長ら中堅・若手が党本部で開いた会合では、谷垣氏に党三役の交代を求めるべきだとの意見が出た。
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